忙しいワーママの働き方と時間管理、リフレッシュ方法は?【フリーランスママ編】

料理家/atelier Rom主宰 岡本雅恵さんの1日のスケジュール

仕事をしながら、家事や子育てに毎日奮闘するワーママに、働き方や時間管理、さらにリフレッシュ方法などをお聞きします。Part.4はフリーランスママ編。お話を伺ったのは、フリーランス歴15年目で、料理家として活躍している岡本雅恵さん。忙しいなかで実践している工夫やアイディア、自分時間の楽しみ方を教えてもらいました。

お話を聞いたのは…
料理家/atelier Rom主宰 岡本雅恵さん


フードユニット〈TORi〉を経て、2020年に東京から長野県御代田町に移住。シェアファームの隣にある古民家「atelier Rom」(@atelier.rom)を拠点に、ケータリングやテイクアウト、レシピ開発、ランチ付きワークショップの開催など、地域と食に根差した活動を行う。小学5年生の女の子、小学2年生の男の子のママ。

お仕事について
「フリーランス歴15年目。現在は長野県で、お弁当などのケータリング、ランチ付き講座の開催やレシピ開発など、食にまつわる仕事とイベント企画運営を行なっています。移住をしたのは、『その地域に根ざした食のあり方を提案できるような仕事をしたい』と思ったことがきっかけ。働いているのは主に平日の昼間。イベントなどは週末が多いので、たまに土日も稼働しています」

お子さんについて
「小学5年生の長女、小学2年生の長男の二人きょうだいです。習い事は、長女は週2日でバレエ、月2回英語教室に通っています。長男も同じ英語教室に月2回通っています。いざというときの頼り先は、近隣の友人や自分の親です」

仕事の日の主なタイムスケジュール

料理家/atelier Rom主宰 岡本雅恵さんの1日のスケジュール02
「休日の朝、ゆっくりと子どもたちと一緒に朝ごはんを作って食べる時間が楽しみ。公園に遊びに行ったり、遠出したりすることもあります。早めの夕方から温泉施設へ行き、夕飯を食べて帰ることもあります」

わが家の家事の工夫やお助けアイテム

便利家電を活用する

「ワンオペが日常です。便利家電を活用することで、有効に時間を使えるのでとてもよいと思います。時間に余裕ができると、気持ちにも余裕が生まれます」
料理家/atelier Rom主宰 岡本雅恵さんの1日のスケジュール03

1:ロボット掃除機

「子どもたちが保育園に入り、仕事の分量を増やせるタイミングで購入しました。ゴミをきちんと吸い込むような馬力があることとシンプルなデザインを重視。家族が増えるごとに、引っ越しで家も広くなります。ロボット掃除機があれば自分で掃除機をかけずに済むので、本当に楽になりました。子どもたちに『ロボット掃除機をかけるよ』と伝えると、床に置いてあるものを片づけてくれるのも買ってよかったポイントです」

2:食洗機

「長野県に移住し、おうちを建てたときに導入。日々の食器洗いが楽になるだけではなく、たくさん来客があったときにも便利です。節水にも一役買ってくれているところもいいなと思います」

3:洗濯乾燥機

「2人目の長男を出産したとき、洗濯物が増えてしまい、購入を決意しました。天気が悪い日も、洗濯から乾燥まで行ってくれるのが本当に有り難いです。特にタオルは乾燥機をかけたほうがふわふわになります。洗濯物をたたむのは子どもたちにお願いしています」

自分時間や休日にやっているリフレッシュ方法

1:おいしいランチを一人でゆっくり食べる


「昔から一人でお店に行くのが好きです。ゆっくりノートに考え事を書いたり、どこに“おいしいポイント”があるのかを考えたりしています。自分の料理の仕事にも繋がるよう、一人でじっくり味わいながら、どんな食材や調味料が使われているかなどを分析しています」

2:温泉に行く

「近くに決まって行く温泉施設がいくつかありますが、休みの日は遠出することもあります。子どもたちも温泉が好きなので、一緒に行きます。温泉に入ると、気持ちがゆるみ、心配していたことや考えごともリセットする感じが好きです」

3:鍼灸や整体へ行く

「基本的には月1回くらいの頻度で、メンテナンスしています。自分の体と心に向き合うことで、いろいろなことを客観的に捉えることができる気がします」

4:プールで泳ぐ・ウォーキングをする

「決まった習慣はなく、どちらもできるときにやっています。ウォーキングは子どもたちの通学に付き添いながら行うことも。日々、たくさんのことを頭で考えすぎてしまうので、体を動かすことで、自分でエネルギーを循環させているようで気持ちいいです。気づいたらリフレッシュしています」

今年改善したいことや目標は?

料理家/atelier Rom主宰 岡本雅恵さんの1日のスケジュール04
「地域を繋げるような食の仕事をさらに広げていくために尽力したいと思っています。例えば、つながりのある生産者さんのところへ行き、畑から野菜を収穫させてもらい、その野菜を使って料理するような料理教室をしたり、食の背景が見えるような仕組み作りを考えています。あとは、料理を食べながら話す機会を作れたらと思っています。さらに子どもたちと過ごす時間は、意識をしっかり子どもたちに向けたいです。成長を見逃さないようにしたいと思っています」

子育てしながら自分らしく働きたいママにメッセージ

「フリーランスは時間の都合がつきやすいという大きなメリットもありますが、全て自分の責任で仕事をするので、時としてプレッシャーに感じることもあります。ただ、仕事でやりたいことを叶えたときの喜びや楽しさは何倍にもなると思っています。

また、忙しいと後回しになりがちな自分へのケアをなるべくやれるよう意識してみてくださいね。好きなことや大切にしたいことなどを思い出して、時間をとってみてください」

イラスト:小泉理恵 編集・文:阿部里歩

あわせて読みたい

前へ
次へ

新着記事

前へ
次へ
OSZAR »